ワセリン 傷に使う湿潤療法とは?

日常の「たとえば紙で指を切ってしまった」とか、「転んですりむいてしまった」という小さな擦り傷や軽度のやけどなら、

傷口をお水できれいに洗って、白色ワセリンを塗ったラップフィルムを当てるだけで数日で治ります。

野生の動物はケガで傷ついたときでも、傷をなめて数日で自然に完治させます。

その治癒力は野生の動物だけでなく、人間にも同じように備わっているのです。

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ワセリンを傷に使う湿潤療法

ワセリンを傷につける
photo credit: clogsilk via photopin cc

このワセリンを使った傷の治療方法は「湿潤療法」と呼ばれています。

湿潤療法とは?

消毒をしない」「乾かさない」「水道水でよく洗う」を3原則として行う治療法。モイストヒーリング、閉鎖療法、潤い療法(うるおい療法)とも呼ばれる。〜Wikipedia〜

傷口の乾燥は大敵です。

乾燥は組織を破壊されて再生を遅らせるからです。

野生の動物が傷をなめるのは、乾燥から組織を守るためだったんですね。

湿潤療法とは読んで字のごとく、傷口をいつも湿り気のある状態に保つ事で傷口の組織再生を促す(早める)治療方法です。

軽度の傷で皮膚の浅い部分だけが傷ついたときは、常在細菌に対する耐性が高く、異物が入らなければ消毒しなくても感染症に至ることはほとんどありません。

その体のメカニズムを利用して、できるだけ薬剤を使わずに、人間の本来の体の働き、自己治癒力を引き出し自然に治す方法が湿潤療法なんです。

そして、その傷口の乾燥を防ぐために白色ワセリンが用いられます。

この湿潤療法という方法は、1980年代に、この考え方はあったのですが、その頃は、ガーゼを当てて治すのが病院では主流でした。

でもようやく2001年くらいから少しずつ病院にも取り入れるところが出てきて、

最近ではTV番組「ためしてガッテン」で元Jリーガーの高橋範夫さんもこの方法で傷を治していることを紹介していました。

湿潤療法のやりかた

  1. 大量の水道水、あるいは清潔な水で傷口の汚れを完全に洗い落とし異物を取り除く。
  2. 消毒はしない。(消毒薬の成分を体に入れない)血が流れている時は、圧迫によって止血。(止血が困難な場合などは病院に行きましょう)
  3. 出血が止まったら、保湿効果のある白色ワセリンをラップに塗り患部に当てる。貼ったラップを包帯、医療用テープなどで固定。

※ラップは1日に一回。夏などは1日に数回取り替える。(替える時は、水で洗い清潔を保つ)

夏などの暑い時期はラップや絆創膏などで密閉していると、かぶれなどにより痒みが起こりやすいです。

こういうかぶれを放置すると、色素沈着が長期間残る場合があるので、夏はできれば病院に行く事をお勧めします。

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